2月1日「紅梅」

「紅梅」

白梅よりも少し遅れて春の暖かさが感じられる頃に咲く。

薄い色から淡い色、八重、一重などがある。

白梅には、早春の冷やかさ、清楚な気品を感じる句が、

紅梅には、温かさ、あでやかな感じを受け止めて詠んだ句が多い。

 

紅梅は、平安時代の女流作家・清少納言が愛した花とされ、

随筆・枕草子には、

「木の花は こきもうすきも 紅梅」

という句が残されている。

 

また、中国南宋の政治家・詩人の范成大(はんせいだい)の「梅譜」に、

「紅梅は猶(な)お是れ梅にして而(しか)も葉の満つなること杏の如し。

白梅と同(とも)に開き、紅白相間(あいまじ)るは、園林初春の景なり」

とある。

 

梅の花言葉には、「優美」「艶やか」とある。

私も、今年は華やかまではいかなくとも、コロナ禍ですっかり

ジーンズに慣れてしまったので、スカートやワンピースを着て、

どんどん街に出かけたいと思う。